2018/7/21〜7/25 北海道旅行3日目
こんばんは。
これから北海道旅行の3日目について書いていきます。
3日目は札幌を出て、 午前中は夕張に移動しました。
そして夕張市内を散策し、夕張市内のクオリティの高いホテルに宿泊します。
夕張市はかつて炭鉱の中心都市として栄えていました。
しかしエネルギー革命により炭鉱産業が衰退となっていくと、市内の炭鉱は次々と閉鎖してしまい人口も激減していきます。そしてヤミ起債も発覚して財政難となり財政再建団体となっていきます。
全盛期の人口は1960年ごろで11万以上いたものの、現在は1万人以下となってしまっています。高齢化の進み具合も市ではトップです。
炭鉱に代わる産業として石炭の歴史やなど映画などの観光業であったり、夕張メロンなどの農業生産があるのですがこの状況なのでやはり先行きは厳しいです。
観光産業自体も失敗続きです。
札幌市の中島公園近くのホテルで朝食をとって夕張に出発していきました。
途中千歳駅に降りましたが、ここを最後に都市的な風景とお別れといった感じです。
南千歳駅からこんななだらかな広い畑がベストショットのように感じました。
道東の帯広方面へ向かう石勝線で向かいますが、新夕張駅から支線が通っておりそこから夕張駅まで向かいます。
新夕張駅から夕張駅までの区間については来年3月に廃線予定です。ぶっちゃけ今回訪問した理由の多くはこの敗戦のためです。夕張に行くのだったらここがチャンスということでした。
古い駅舎が続いています。また、窓を開けると夕張メロンのほのかな香りがします。
夕張駅に着きました。市とは思えない、静かな駅前で寂しさを感じます。
なぜか巨大な建物がそびえたっていますが、これはホテルマウントレースイというスキー場も併設したリゾートホテルです。
今回宿泊するのは少し駅から離れた系列ホテルです。
駅のすぐそばに屋台村があります。屋台村では定食屋カレーそばなど様々飲食店が売られていますが、その中で石炭黒ラーメンを食べてみました。
濃厚な醤油味のラーメンですが、富山ブラックほど癖は強くないです。石炭ということで、麺の色も黒いです。
屋台村はそれなりに賑わっており、地元のおじさんらしき人や観光客、仕事の出張で訪問していたサラリーマンなどの客層でした。
そのあと駅前のホテルでレンタサイクルを借りて夕張市内を巡っていました。まずは鹿鳴館を訪問しました。夕張にもあったんですね。
ここは夕張駅からせいぜい徒歩10分といった場所でしょうか。かなり田舎のすたれた光景が哀愁を誘います。
石炭の歴史村に行きました。夕張炭鉱の跡地を利用して作られ、炭鉱から観光にシフトするための取り組みとして作られました。
かつては遊園地やらミュージアムやらありましたがやはりはやらなかったので閉鎖されています。この入り口も寂しさが…
訪問したのは中核施設である石炭博物館です。石炭や夕張の町の歩みについての展示があり、再生を目指した資料館でもあります。実は今年リニューアルされたらしいです。
石炭博物館の中には模擬坑道があり、炭鉱のモデル展示となっています。炭鉱採掘の様子や、使用した機械の展示がうまく再現されています。
まばらに見学者はいましたね、平日ですが。
あと夕張市民なら結構な割引入場できます。
石炭の歴史村に行った後は夕張駅前のホテルに戻り、温泉に入っていました。
また、夕張の本町商店街にも訪問。
映画のある町として観光産業とするため、2000年頃から建物に映画の絵看板を並べました。ここはゆうばりキネマ街道と呼ばれます。
その後空き家を壊して道路の拡幅を行ったりしたため、炭鉱当時の街並みからは離れてしまっています。
とはいえ炭鉱当時の面影を感じる部分もまだありました。
ほかにも廃校となった小中学校の校舎が福祉施設として再利用されているところもありました。
こちらが今回宿泊したキネマ街道にあるホテル、ゆうばりホテルシューパロです。都市型ホテルのようです。ちなみに昔は百貨店だったようです。
このホテルでは夕食のバイキングも食べました。こんな結婚式でも使われそうな部屋で一人食べてました。ちなみに客層は外人グループが非常に多かったです。
夕食バイキングでは海鮮のサーモンやエビ、カニが食べまくれました。みずみずしい夕張メロンも食べ放題でした。その他北海道の食材を使用した一品料理を豊富に食べることができました。
カニやメロンを食べまっくて腹いっぱい食べました。
夕食を食べてからはホテルの部屋でのんびりとしていました。
さて、次の日は函館に向かいます。
ではまた~